広場の手前、右手にヴェッキオ宮殿があります。1376年から1382年の間に、公的儀式の為の、屋根つきの建物として建てられたこの柱廊は大きなもので、おごそかで調和的です。
また、コジモ大公1世によって配された、大公の警護にあたる、かの有名なドイツ槍兵ランツィによって「ランツィの柱廊」とも呼ばれました。1583年のジャンボローニャ作「サビーネの略奪」、とてもエレガントな基礎部が目を引く、1554年のベンヴェヌート・チェッリーニの有名なブロンズの作品、「ペルセウス」等と共に、よく知られた彫刻作品達が置かれています.ヴェッキオ宮殿の左には、1563年にアンマンナーティによって考案された、繊細で、躍動的なブロンズ像としてよりよい出来を見せた大きな「ネプチューンの噴水」があります。海の神の姿のこの巨大な大理石像は、「白の巨人」と呼ばれました。噴水近くに、花崗岩でできた標識に、1498年、有名な修道僧ジロラモ・サヴォナーラが、彼の弟子たちと共に首を吊るされ、その後焼かれた場所、とあります。